ロケーションベースVR施設が国内200拠点突破、体験型エンタメの新スタンダードに

ロケーションベースVR施設での体験のイメージ

自宅では体験できない大規模なVR設備を備えたロケーションベースVR(LBVR)施設が、国内で200拠点を突破したことが業界団体の調査で明らかになった。2023年の約80拠点から2年間で2.5倍に増加し、体験型エンターテインメントの新たなスタンダードとして定着しつつある。

LBVR施設では、広いプレイエリアに複数のプレイヤーが同時に参加し、フルボディトラッキングや触覚フィードバック装置を使った高度な没入体験が提供される。人気コンテンツは、ゾンビサバイバルゲーム、宇宙探検シミュレーション、歴史的建造物の再現ツアーなど多岐にわたり、1回あたりの体験料金は3,000円から8,000円程度だ。

大手娯楽施設運営会社B社は、「家庭用VRでは味わえない、友人や家族と一緒に楽しめる"共有体験"が支持されている」と分析する。実際、利用者の約70%がグループでの来場であり、リピート率も50%を超えるという。

最近では、企業研修やチームビルディングイベントでの利用も増加しており、BtoB市場も拡大傾向にある。また、地方自治体と連携した観光コンテンツや、教育機関での歴史・科学学習への活用事例も報告されている。

業界専門家は「ハードウェアの低価格化とコンテンツの多様化により、今後さらに施設数は増加する。2027年には500拠点に達する可能性がある」と見ている。

メディア: VRエンターテインメント・ウィークリー

著者: 佐藤花子

元記事: https://example.com/vr/news/lbvr-facilities-2025

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